食欲の秋が到来で、ますます身体が重くなっている気がする石川です。
気がするのでは無く徐々に体重と体脂肪が増えていって、このままでは非常にやばいと感じているこの頃です。
話は変わって 新しい現場が始まりました。
今回はとても自宅から近く、車で20分ぐらいです。
一つの敷地に、クリニックと薬局の2棟を建てます。
この地域は下水を浄化槽でキレイにして雨水と一緒に流さなくてはいけないところで、建築前に浄化槽設備の埋設設置をしました。
特にクリニック側の浄化槽は30人槽ということもあり、かなりデカいです。
だいたい4LDKぐらいの大きさの一般住宅では5人槽ぐらいなので、ほぼそれの6倍の大きさになります。
幅2.3m 長さ3.5m 高さ2.7mで、4.5畳の部屋に相当する大きさです。
薬局側の10人槽と共に石川県から直送で届きました。
運搬車も、浄化槽埋設に使う重機も、重機を運ぶ回送車も、全てがデカい!
掘って出た土の量も半端なく、10tonダンプで何度も搬出しました。
設置後に埋め戻す土も、現場で掘った土では中に大きな石が混じっていて浄化槽の壁を破損する恐れがあるので使わず、新たに水はけや締まりを良くする砕石(石を細かく砕いたもの)を使います。
また、埋め戻す前に浄化槽が土の圧力で潰されたり、押し上げられたりしないように水を入れなければなりません。
30人槽は総容量が9000リットル。
今回の仮設水道からMAXで出る量が、ストップウォッチと水道メーターで計算すると毎分31リットルだったので、およそ5時間弱かかる計算でした。
規定の水量近くで埋め戻しを開始です。
砕石を入れながら水を撒いて締めて行きます。
いわゆる水締めです。
機械を使って力任せに転圧をすると浄化槽が変形したり、破損する恐れがあるので、自然の力で丁寧に締めていきます。
最終に蓋のところまで埋め戻せたら表面は水浸しにならないように振動プレートで転圧を掛けて終了です。
スムーズに設置が終わり、今回も またまた職人さんの手際の良い仕事に感謝です。
この後、基礎工事に入ります。
基礎工事ではせっかく埋めた浄化槽の近くを深基礎をするために、浄化槽ほどの深さでは無いですが 掘らなくてはいけません。
建物の重みが基礎を通じて浄化槽に影響を及ぼさないための工事です。
でも、そこで浄化槽の時はほとんど無かった湧き水のアクシデントが襲いかかります。
この話は次回のお楽しみと言うことで、今回はこの辺で失礼いたします。
体重が重くても動きは軽くなりたいと願いつつ Ciao !