【猛暑対策!】エアコンが効きやすい間取りって?! 新築でも今ある家でも使える“夏の快適対策”を紹介!

お役立ち情報

最近、夏の暑さがどんどん厳しくなっていますね!

「エアコンをつけても部屋がなかなか涼しくならない」「電気代が思ったより高くなってしまった」なんてお悩みはありませんか?

実は、エアコンの効きやすさは「間取り」や「家の性能」、そして「暮らし方」の工夫によって大きく変わります。

この記事では、これから家を建てる方はもちろん、今お住まいの家でできる暑さ対策についてもご紹介!

設計段階から考えるポイントや、すぐに実践できる工夫を取り入れて、今年の夏はもっと快適に過ごしましょう!

この記事でわかること
  • エアコンの効きやすさに影響する、家の間取りや設計の工夫
  • 新築時に意識したい「風の通り道」や「断熱性能」のポイント
  • 今のおうちでもできる、暑さ対策のちょっとしたアイデア
  • 暑さをやわらげる素材や設備、電気代をおさえる暮らし方

01. エアコンが効く家にする間取りの工夫|電気代を抑える5つのポイント

夏のエアコン効率は、実は“家のつくり方”で大きく変わります。

これから新築を検討される方は、間取りや設計の段階から「どうすればエアコンが効きやすいか?」を意識しておくことで、電気代の節約にもつながる快適な住まいをつくることができると思います。

ここでは、エアコン効率を高めるための設計ポイントを5つご紹介します!

① 窓の位置とサイズは、日射の入り方に直結!

夏の暑さの多くは、窓から入る日差し(直射日光)が原因。そのため、間取りを考える際には、窓の位置・サイズ・方角をしっかり計画することが大切です。

💡たとえば….

  • 南向きの大きな窓
    冬は暖かくていいけど、夏は日差しが強く入りすぎることも。
    軒や庇(ひさし)を設けて、夏だけ日差しをカットするとバランスが取れる!
  • 西向きの窓
    夕方の西日はとくに強烈で、部屋の温度がグッと上がる原因に。
    窓のサイズを小さめにする or 遮熱ガラスを採用するのが効果的!
  • 東向きの窓
    朝日で部屋が明るくなり、気持ちいい空間に。ただし朝から熱がこもる場合もあるため、風通しと合わせて検討を。

ちょっとした設計の工夫で、エアコンの効き方や快適性は大きく変わりますね💮

② 吹き抜け・高天井には“空気の流れ”の工夫を!

吹き抜けや高天井は、開放感があって人気の間取りですが、冷たい空気が下にたまりやすく、上の空気が暑くなりがちという特性があります。

この温度差を解消するために大切なのが、“空気を循環させる工夫”です。

💡たとえば….

  • シーリングファン(天井に取り付ける大きな扇風機)を設置して、上から空気をゆるやかに撹拌する
    冷たい空気を床から持ち上げて、部屋全体を均一な温度に近づける効果があります。
  • 吹き抜けにエアコンを設置する場合は、風が広がりすぎないように「壁寄りの高い位置」に取り付ける
    天井のど真ん中よりも壁面上部の方が、風を下に向けて効率的に冷やすことができます。

見た目や開放感を大切にしつつ、空気の動きに配慮した設計を取り入れることで、快適性とデザイン性を両立した家づくりができます!

③ 風の通り道を意識した間取りにする。

自然の風をうまく取り入れられる間取りにすれば、エアコンの使用時間を短くできたり、室温が下がりやすくなったりと、夏の快適さがぐっとアップします。

風を通すコツは、空気の“出入り口”を対角線上に配置すること。

この温度差を解消するために大切なのが、“空気を循環させる工夫”です。

💡たとえば….

  • 南側に大きな窓、北側に小さめの窓をつける
  • 玄関側とリビング奥で風が抜けるような配置にする

家の中に風の通り道ができ、空気がこもりにくく、自然の涼しさを感じやすい空間になります。また、室内ドアの位置や、廊下・吹き抜けの配置なども空気の流れに影響するため、設計段階で“風の動き”をイメージしておくことが大切です◎

④ 室外機の設置場所もエアコン効率に関わる!

意外と見落とされがちですが、エアコンの室外機の設置場所も冷房の効きに大きく影響します。

💡たとえば….

  • 直射日光が当たる場所
  • 風通しが悪く熱がこもりやすい場所
  • 室外機周辺に物を置いてふさぐような配置

※これらの状態では、室外機が熱をうまく逃がせず、エアコン本体に余計な負荷がかかってしまうんです。

新築時に設計で気をつけるなら、

  • なるべく日陰になる場所(北側・建物の陰など)に設置する
  • 風通しのいい空間を確保する
  • 将来的に植物や収納ボックスでふさがないように注意する

といった配慮をしておくと、エアコンの性能をしっかり活かすことができます💮◎

⑤ 断熱・気密の性能はエアコン効率に直結

どれだけ間取りや設計が工夫されていても、家の断熱性や気密性が低いと、せっかくの冷房効果も逃げてしまいます。

💡断熱とは、外からの熱の侵入を防ぐ性能のこと。
💡気密とは、隙間風などが入るのを防ぎ、空気が逃げない性能のこと。

高断熱・高気密の家では、

  • 冷たい空気が外に逃げにくく、室温を一定に保ちやすい
  • エアコンの効きが良くなり、電気代の節約にもつながる

💡たとえば….

  • 断熱等性能等級6以上の住宅は、暑い大阪(地域区分6)でも快適に過ごせる水準。
  • ZEH水準住宅やGX志向型住宅はさらに断熱性能が高く、環境にも家計にも優しい設計です。

新築時には、これらの断熱・気密性能をしっかり確認して、将来の光熱費や快適性を意識した住まいづくりをおすすめします。

02. 今ある家でできる!暑さ対策のちょっとした工夫

新築の間取りや設計での工夫も大切ですが、今住んでいる家でもちょっとした工夫で夏の暑さを和らげることができます💡

すぐに実践できる方法をいくつかご紹介します。

  • 窓まわりでできること
    🔸遮熱カーテンやブラインドを活用する
      ➡ 日射を大きくカットして、室温の上昇を防ぎます。
    🔸すだれやよしずを外側に設置する
      ➡ 室内より外で日差しを遮る方が効果的!見た目も涼しげ🍃

  • 室外機の周辺を見直す
    🔸直射日光を避けるように、日よけカバーや簡易の屋根を設置
    🔸風通しが悪くなっていないかチェック(物が詰まってない?)

  • 室内の空気を循環させる
    🔸サーキュレーターでエアコンの風を部屋全体に送る
    🔸天井に溜まりがちな熱気を、うまく拡散させる配置を考える

  • その他のアイデア
    🔸寝具やカーペットを“接触冷感素材”に変える
    🔸照明をLEDにすることで発熱を減らす(白熱灯は熱源!)

💡ちょっとした工夫でも、体感温度や冷房効率が変わることも!

「まずできることから試してみよう」という気持ちで、暑さ対策に取り組んでみてくださいね。

03. 夏の「遮熱・断熱」素材・設備の選び方

夏の暑さ対策は、設計や暮らし方の工夫だけではありません。

どんな素材や設備を使うかによって、快適さや冷房効率に差が出ることもあります。

ここでは、近年よく使われている「遮熱・断熱」に役立つ素材や設備を、3つの視点でご紹介します。

① 遮熱塗料や断熱材の特徴と、選び方のポイント

最近では、屋根や外壁に「遮熱塗料」を使う住宅も増えてきました。
これは太陽光(とくに赤外線)を反射する塗料で、表面の温度上昇を抑える効果が期待されています。
施工の際に外壁や屋根の色を選ぶとき、遮熱タイプの塗料を選ぶことで室内温度の上昇を抑えられるケースがあります💡

また、断熱性能を高めるために使われる断熱材には複数の種類があります。それぞれに特徴があるため、使う場所や目的に応じて選ばれることが多いです。

断熱材の例特徴と用途
グラスウール比較的安価で施工しやすく、壁や天井などに多く使われています
発泡ウレタン吹き付け施工で隙間なく密着しやすく、気密性を高めやすい
ポリスチレンフォーム水に強く、床下などにもよく使われます

断熱材の種類によって性能や価格、施工方法が異なるため、住宅会社に相談しながら選ぶのがおすすめです!

② 複層ガラスやLow-Eガラスの特徴

ガラス部分は、熱の出入りが大きい場所。
そのため、夏場の暑さ対策には断熱性・遮熱性のあるガラス使う住宅も増えています。

💡たとえば….

  • 複層ガラス(二重ガラス)・・・2枚のガラスの間に空気層やガス層を挟み、断熱性を高めた構造。
  • Low-Eガラス・・・ガラスの表面に金属膜を施して、赤外線の透過を抑えるガラス。

Low-Eガラスには、
 ✅ 遮熱タイプ(夏の暑さをカット)
 ✅ 断熱タイプ(冬の暖かさを逃がさない)

の2種類があり、方角や季節に応じて選ばれています。

💡特に日差しの強い南向き・西向きの窓には「遮熱タイプ」のLow-Eガラスを検討する方も増えています。

③ 屋根・外壁の色や素材でも差が出る

屋根や外壁は、家の中に伝わる熱を左右する大きなポイントです。
特に「色」や「素材」の選び方によって、暑さの感じ方は大きく変わります。

🏠 屋根の場合

🔸 黒や濃い色は熱を吸収しやすく、白や明るい色は熱を反射しやすいといわれています。
🔸 屋根材の種類によって性能に差があり、金属系の屋根は熱伝導率が高いため、断熱材とセットで使用されることが多いです。

🧱 外壁の場合

🔹外壁も同じく、濃い色ほど熱を吸収しやすく、外気の熱が壁にこもりやすくなります。
🔹 素材によって断熱性にも差が出るため、選ぶ際には注意が必要です。

最近の外壁には、断熱性能を備えた「遮熱サイディング」なども登場しており、性能とデザインの両面から選べるようになってきています。

※本記事の内容は、建材メーカーの公開資料や住宅関連の専門誌をもとに構成しています。
詳しい性能や仕様については、以下のメーカー公式ページなどをご参考ください。

Low-E複層ガラスについて → YKK AP公式サイト
遮熱塗料の効果について → 日本ペイント公式 サーモアイ
断熱材の種類と特徴 → 旭ファイバーグラス株式会社

04.夏の電気代、ムダなく快適に!エアコンを上手に使う生活習慣&使い方のコツ

エアコンを買い替えなくても、「使い方」や「ちょっとした習慣」だけで電気代を抑えることは可能です💡

ここでは、日々の生活の中でできる「設定温度の工夫」や「風の使い方」、「時間帯の意識」など、暮らしの中で意識できる“節約のポイント”を紹介します。

設備やグッズを買い足さずにできる内容も多いので、ぜひ今日から試してみてくださいね!

  • 使う時間帯の工夫(夜間電力の活用など)
    夜間の電気代が安いプランを利用している場合は、夜のうちに部屋を冷やしておいて、日中は設定温度をやや高めにすると効率的です。

    🔸外出中は「設定温度を高めにしてつけっぱなし」にした方が省エネなケースも!
    🔸扇風機やサーキュレーターを併用して冷気を循環させるとさらに効率UP!


  • 室温設定のおすすめ温度
    エアコンの設定温度は、28℃前後が快適さと節電のバランスが良いとされています。
    ※あまり下げすぎると電気代が上がるだけでなく体調不良の原因にもなるので注意!

    🔸体感温度の調整に、薄手の羽織りや冷感グッズを使うのもおすすめ


  • 「自動運転」が最も効率的
    エアコンは“弱風”より“自動運転”が一番効率的に動くように設計されています。
    最初にしっかり冷やして、あとは風量を調整しながら室温を保つため、
    こまめにON/OFFしたり、風量を固定するよりも省エネにつながります。

    🔸「とりあえず弱風で…」より、自動に任せたほうが効率UP!
    🔸冷えすぎが気になるときは、風向きや体に直接当たらない工夫を


  • フィルター掃除で効率を保つ
    フィルターにホコリが詰まっていると風の通りが悪くなってエアコンの効きがダウン。
    そのまま使い続けると、余計な電力を使って冷やそうとするため、電気代が高くなってしまうことも…!

    🔸フィルター掃除の目安は「月1回」!
    🔸ペットやキッチン近くのエアコンはホコリ・油がたまりやすいので要注意

ちょっとした使い方の見直しや、生活習慣の工夫で体感が大きく変わることもあります。

「電気代を気にしてガマン…」よりも、お家の環境に合わせて、ムリなく快適に過ごせる方法を見つけていけると良いですね

05.まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、暑い夏を快適に過ごすための「間取り・素材・使い方」のポイントをご紹介しました。

🏠 家を建てる前なら → 窓や断熱の工夫でエアコン効率を最大化
🏡 住んでいるおうちでも → 遮熱グッズや風の流し方で体感温度を調整
💡 暮らしの知恵で → 電気代を抑えながらムリなく涼しく!


「家の性能 × 暮らしの工夫」で、夏の快適さはしっかり変えられる!
今年の夏、どれかひとつでも取り入れてみていただけると嬉しいです😊

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