鉄骨構造の主要部材(柱や梁)に耐火被覆というものを施工します。
昔はこの材料にアスベストが使用されていて問題になりました。
今はロックウールというものを吹付ける工法がポピュラーになっています。
他にもケイ酸カルシウム板で覆ったりする工法や、熱で発泡する塗料を塗る工法もあります。
木は燃えるけど鉄は燃えないのに、なぜ鉄骨に耐火被覆を施工しないといけないのでしょう?
理由は色々とありますが、1番大きな理由は鉄の強度の問題です。
鉄は冷めていたら十分な強度がありますが、300℃を越えたあたりから急激に強度が落ちてきます。
柱や梁が水飴のようにグニャグニャになったら建物は崩壊してしまいます。
そのために耐火被覆を施すことが、法律に定められているんです。